セブンイレブンが2016年1月19日(火)より、セブンカフェドーナツを刷新する。各メディアでは競争激化による売上の伸び悩みのテコ入れと指摘されている。
新しいドーナツは6種類。チョコ&ナッツドーナツ、ツイストドーナツ(メープル風味)、チョコオールドファッション、カスタークリームドーナツ、濃厚キャラメルドーナツ、きなこドーナツ(豆腐・豆乳・おから入り)。
実はこれらの商品は、関東の一部店舗では、先行して販売が行われており、当、コンビニバイト応援団でも、セブンドーナツ食べ比べレビューのページで、2015年12月1日に実際に食べてみた感想を紹介している。
そんな筆者は、今回のセブンドーナツの刷新は大失敗に終わると予想している。新商品で美味しいと感じたのは2つだけだったからだ。全国販売に向けて何も改良がされていなかったとしたら厳しい。
1月19日に刷新されるセブンドーナツについてご紹介します。
濃厚キャラメルドーナツは美味しい
美味しいと感じたのは、濃厚キャラメルドーナツと、きなこドーナツ(豆腐・豆乳・おから入り)だ。濃厚キャラメルドーナツはとにかく程良くしっとりとした生地と、風味の良いキャラメルチョコとのバランスが良く、完成度が高い。
これまでのドーナツで言うと、濃厚ショコラドーナツや、塩キャラメルドーナツ等のケーキっぽいドーナツに分類される。このカテゴリのドーナツは今までハズレが無い。
きなこドーナツ(豆腐・豆乳・おから入り)は濃厚キャラメルドーナツと同系統のしっとり系生地が採用されていて、豆腐やおからが入っている分ふんわり感がある。きなこの風味や香ばしさも良く、優しい味わいだ。
これら2つは安心してください。人気出ますよ。チョコオールドファッションは今までもあるが、製造方法が見直されたとのことで、これは今一度確認してみたいと思う。
ツイストドーナツ(メープル風味)は美味しくない
さて、美味しくないのがチョコ&ナッツドーナツ、ツイストドーナツ(メープル風味)、カスタークリームドーナツだ。
チョコ&ナッツドーナツは、全体的にぼんやりした味だ。生地はふんわりリングドーナツと同系統の生地で食感はふわふわして軽い。お砂糖のグレーズドとは抜群の相性の良さを見せたが、チョコレートとはどうも一体感が無い。
また、チョコレートもあまり主張のない味で、ナッツの香ばしさだけが印象的なだけのドーナツという感想。
ツイストドーナツ(メープル風味)はめちゃくちゃ美味しそうなメープルな香りとは裏腹に、味としてメープルを感じることはなく、また、油の濃さはセブンドーナツの中でも随一。あまり好きな味ではなかった。
カスタークリームドーナツもカスタードクリームの風味が弱く、単調な味だ。同系統にホイップドーナツが挙げられるが、あれはとにかくミルク風味のクリームが美味しかった。カスタードクリームにもあれくらいの主張がほしいところだ。
18日(月)には大試食会を新宿ステーションスクエアで開催予定。広くアピールしていきたい考えのようだ。12月1日からドーナツはさらに変わったのか?刷新されるセブンドーナツに注目をしてみたい。